2024年春 “CFCL Knitting Lab. ” を東京に設立
更なるクリエイションの進化と、ニット産業への貢献も図る
この度、事業の核となるコンピュータープログラミングニットのものづくりにおいて、更なるクリエイションとビジネスの進化を図るべく、「研究・開発・企画・生産」までを一貫して行う自社生産拠点 “CFCL Knitting Lab. (以降CFCLラボ)” を2024年2月末に東京で設立します。
2022年からパリ・ファッションウィークへの参加を開始し、半年ごとに新たなニットウェアの表現に挑戦し続けています。このCFCLラボでは、ホールガーメント機を活用した実験的なサンプルの研究と開発を行い、より自由なクリエイション創出の場としていきたいと考えています。また、新たなデザインを生み出すだけでなく、日本のさまざまな素材や伝統工芸との共創に取り組むなど、ニットウェアのさらなる可能性も模索します。
ビジネスが成⻑するにつれ生産数も毎シーズン増加し、コレクション制作に向けた開発工数や費用の増加など、取引工場側の負担が拡大する中で、⻑年縮小している日本のニット産業における生産キャパシティオーバーという課題も見えてきました。そこで、まずはサンプル作成や生産の一部の内製化を図ることにより、既存サプライチェーンとの関係性を維持しながらも取引工場の負担を軽減し、より量産に集中していただける環境づくりのサポートを目指します。そして、将来的には自社工場の設立により、取引工場との更なる連携と生産キャパシティの強化も視野に入れています。
このCFCLラボを通じて、ホールガーメント機のプログラミング技術者や職人の育成を推進していくための人材を積極的に募集していきます。ニットウェアの企画開発やホールガーメント機のプログラミングに携わる就業者は減少傾向にあることから、未来を担う若い世代の技術者を増やしていくことも目標に掲げています。CFCLはニットウエアに特化したブランドであり、国内のニット産業の回復やさらなる発展に繋げていくためにも、今後も実験的で先進的な姿勢を携えながら時代に合ったニットウェアを提案してまいります。
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