CFCLは、2024年春夏ウィメンズ・パリ・ファッションウィークの2日目にあたる9月26日(火)、パレ・ド・トーキョーのGalerie Hauteにて、ショー形式でのプレゼンテーションを行いました。会場に足を踏み入れると、ベルリン在住のアーティスト・三家俊彦氏によるアルミニウム製の草花のアート作品が一際煌めきを放ち、特設ステージの中央に鎮座するタブラ奏者・KYURI氏が奏でるアナログとデジタルを融合したアンビエントなライブミュージックが、ゲストを新たな世界へと誘います。今シーズンは、乾燥した広大な大地に降り注ぐ強い日差しのエネルギーと近未来を予感する最新のテクノロジーに着想し、過酷な環境の中でも力強くも快適に暮らす人類の未来を想像しました。
New Land
いつの日か見た砂漠の景色は、デジタル化が進む現代社会と重なりました。限界の見えない、幻想的ともいえる世界。バーチャル空間が現実との境界を押し広げ、その境目は日々曖昧になっていきます。今、人々にとってのオアシスはどこにあるのでしょうか。
VOL.7は、自然が持つ複雑な色彩、光に透けるマテリアル、そしてまだ見ぬ輝かしい未来を想像させるコレクションです。人々が描く新しい夢と、手触りあるリアリティの混在した衣服を、Knit-wareとして提案します。
LOOK #10, 11, 12, 14
LOOK16のパンツは、4色の再生ポリエステル糸を超高密に編み上げたボディに加えて、膝下の無縫製ダーツが構築的なシルエット生み出します。LOOK18のドレスは、透明なナイロン糸と2色のキュプラポリエステルを用いて、肌を感じる軽さと奥行きを与えます。また、ウエストに部分的なプログラミングダーツを作る事で、フィット&フレアのシルエットをシームレスに表現しました。
LOOK #3, 16, 18, 28, 37
LOOK #34, 35, 36, 37, 38
※全てのシリーズにおいて、製造時に裁断工程がないため、ゴミの排出量を最小限に抑えられます。
※今回のコレクションで発表された服(アクセサリーを除く)のうち78%は、GRSおよびRCS認証の再生素材を使用しています。また量産される全ての製品において、VOL.5(Spring/Summer 2023)時点で、地球環境や基本的人権の責任が第三者機関より認証された再生素材を76.72%使用しています。2030年までにこの使用率を100%にする目標を掲げています。
CFCLのSDGsへの取り組みの詳細は、以下URLよりご覧ください。
999.9 Collaboration
今回のコレクションのサングラスは全て、999.9(フォーナインズ)とのコラボレーションです。しなやかな一本線を描くようなイメージは、一本の糸から編み出されるCFCLのニットウェアに重ね合わせています。ノーズパッドを無くし、段差を極限まで減らしたスタイルに仕上げ、細部に至るまで洗練さを求めました。最高純度の品質を追求する999.9のフレーム、その高い技術力は、日本最大の眼鏡産地である鯖江で実現されています。これらの商品は、2024年春より順次発売予定です。