Shohei Horiuchi
Shohei Horiuchi
profile
堀内將平/Shohei Horiuchi
東京都生まれ。10歳よりバレエを始める。 ルーマニア国立バレエ団を経て、K-BALLET COMPANY(現:K-BALLET TOKYO)に入団。以降毎年昇格を重ね、20年に最高位であるプリンシパルに就任。 主な出演作は、熊川哲也版『ドン・キホーテ』のバジル『ロミオとジュリエット』のロミオ、『くるみ割り人形』のくるみ割り人形/王子など。 初演キャストとしては、熊川版 新制作『眠れる森の美女』のデジレ王子、熊川振付『蝶々夫人』のピンカートンなどがある。抜群の身体能力とすぐれた表現力が評価されバレエダンサーとして舞台に立つだけでなく、ミュージカル出演や舞台制作など様々なジャンルでの活躍の場を広げている。
Instagram:@shoheihoriuchi
<公演情報>
K-BALLET TOKYO Spring 2024『ジゼル』
会期:2024年3月16日(土)~24日(日)
会場:Bunkamura オーチャードホール(渋谷)
公式サイト:https://www.k-ballet.co.jp/performance/2024giselle.html
堀内は主演アルブレヒト役として17日(日)12:30公演、20日(水・祝)12:30公演に出演。
Spring 2024『カルミナ・ブラーナ』
会期:2024年5月24日(金)~26日(日)
会場:Bunkamura オーチャードホール(渋谷)
公式サイト:https://www.k-ballet.co.jp/performance/2024carmina.html
堀内はダビデ役として全日程出演。
Spring Tour 2024『ラ・バヤデール』
会期:2024年6月1日(土)~6月12日(水)
会場:Bunkamura オーチャードホール(渋谷)/フェニーチェ堺 大ホール(大阪)
公式サイト:https://www.k-ballet.co.jp/performance/2024Bayadere.html
堀内は主演ソロル役として2日(日)13:00公演、12日(水)18:30公演に出演。
※出演者の病気や怪我など、やむを得ない事情により変更となる場合があります。
最新のキャスト情報は当ウェブサイトにてご確認下さい。
堀内將平
K-BALLET TOKYO プリンシパル
-現代社会における身体表現の意義はなんだと思いますか?
言葉には物事の詳細まで伝える力があると同時に、それは個人が自由に考える機会を奪うことにも繋がります。それに対して言葉をまったく使わないバレエの舞台では、見る側がどう解釈するかがすべてです。 受動的な現代社会では、スクリーンから大量の刺激と情報が流れ込んできます。 そんな日々の中で、考え、感じる余白を残す身体表現には大きな可能性を感じています。
-あなたが身体表現によって人々に伝えたいことはなんですか?
バレエには決まった美の基準が存在します。10歳からバレエをはじめ、バレエを理解していくにつれ、自分がどれだけバレエの基準に満たないかを実感していきました。毎日鏡に映る自分の姿を見つめ、自分の醜さや足りないところを修正する作業を続けてきました。自分らしさを表現する楽しさを発見したのは、大人になってからです。今では鏡の中の自分に、どれだけ自分らしい美の基準を作れるかに意識を向けています。自分自身と向き合い続ける私のストーリーが、お客様の心に響く表現となっていたら嬉しいです。
-あなたが今考えている事はどんなことですか?
自分との向き合い方です。大変幸運なことに、私はK-BALLET TOKYOという日本屈指のバレエ団で踊らせていただいています。憧れていた役を踊り、最高位まで上り詰めると、途端に目標を失い、何のために踊っているのかが分からなくなる時がありました。 そんな時も毎朝スタジオに行き、ストレッチをしてからバーを握る。体が温まっていくにしたがい、全身の筋肉を感じます。一種のメディテーションのような心地よい感覚です。自分の体と向き合う日々の中でゴールを目指すのではなく、どれだけ今の環境に感謝できるか。そんな当たり前のことを考えています。