VOL.13
Spring/Summer 2027
CFCLは、2027年春夏ウィメンズ・パリ・ファッションウィークの最終日にあたる10月6日(火)、Palais de TokyoのTogunaにてVOL.13のランウェイショーを発表しました。床に沈み込む椅子、無造作に転がるフルーツ。リビングルームを思わせる空間に、明るい色彩の中で日常の風景がゆるやかに崩れていく、幻想的な世界が広がります。韓国のDJデュオSalamandaによるドリーミーでポップなサウンドが会場を満たし、有機的なフォルムと軽やかなニットウェアによって、身体と空間のあいだに新たな関係を描き出すコレクションです。
LOOK



THEME
Knit-ware
Harmony
不安定な時代だからこそ、軽さと明るさは機能である。
CFCLが大切にするのは、合理性を追求するだけではなく、人の身体や感情に寄り添うこと。機能と美しさ、人間性と自然、光と空間、そのあいだにハーモニーを見出すこと。 VOL.13では、そうした視点から現代生活における衣服の役割を見つめ直します。
3Dコンピューター・ニッティングや再生繊維を用いて、衣服の可能性をアップデートしながら、有機的なカーブがもたらす感覚的な優しさと、開放的な軽やかさをかたちにしました。異なるものの響き合いにより生まれる「調和」を、現代の暮らしに寄り添うKnit-wareとして提案します。
UNDULATE EFFECT
建築やプロダクトに見られる、有機的で波打つフォルムから着想を得たグループ。人の身体や感覚に寄り添うデザインの考え方を衣服へと置き換え、3Dコンピューター・ニッティングによる大胆なドレープを構築することで、動きに合わせて表情を変える柔らかなかたちが生まれました。4つのデザインはすべて、同じリサイクルポリエステル糸から作られています。
GATHERED POTTERY / GATHERED POTTERY LUCENT
- LOOK 25, 26, 28, 36, 39
定番のPOTTERYシリーズの裾にゴムを通し、裾に向かって広がるバルーンシルエットに再構成しました。ゴムの位置をウエストまで引き上げ、着こなしに合わせてシルエットや丈を調整できます。LOOK 36、39では、透明感のある糸を用いたシームレスな裾を組み合わせ、異なる質感を加えました。
ASYMMETRY OVERWRAPPED / CORDED
- LOOK 12, 27
編み続きで仕立てたスカートの裾を表側へ折り返し、ドレーピングによるアシンメトリーなシルエットを描きました。折り返した部分が身体の動きに沿って重なり、奥行きのあるフォルムを生み出します。
- LOOK 13, 14, 21
編み続きで仕立てたパンツの裾をウエストのコードに通し、カーテンのようにギャザーを寄せることで立体的なドレープをつくりました。歩くたびに風をはらみ、流れるような動きが生まれます。
LUCENT EFFECT
窓から差し込む光により生まれる陰影や色のグラデーション、レースカーテンを通した柔らかな光から着想を得たグループ。空間と身体をゆるやかにつなぐ感覚を、軽やかで開放的な衣服として表現しました。4つのデザインはすべて、透明感のあるナイロンとポリエステル素材をベースに、染色や手仕事を組み合わせています。
CONIC LUCENT / CONIC OMBRE LUCENT
- LOOK 15, 34, 38
ストライプが裾に向かって大きく広がる様子を、カラフルな色彩で表現したシリーズ。扇状に3Dコンピューター・ニッティングで編み立てた筒状の身頃を、襟元にギャザーを寄せながら縫製しています。LOOK 34、38は、一着ずつグラデーション染めを施しました。
HANDKERCHIEF LUCENT / HANDKERCHIEF DYEING LUCENT
- LOOK 11, 18, 22, 31, 33, 35
レースモチーフを入れ正方形に編んだパーツを一枚ずつ本体へバイアスに縫い付け、パーツを重ねることで立体感を生み出しました。LOOK 18は、本体とパーツそれぞれをムラ染めで仕上げています。
FLAPPED LUCENT / FLAPPED OMBRE LUCENT / FLAPPED ENCHANT LUCENT
- LOOK 23, 29, 32, 37, 41, 43
細長く編み立てたパーツを、本体にプログラミングで設けたホールへ一本ずつ手作業で通しています。LOOK 32、37、41、43はパーツごとに染めを施すことで、色の濃淡が連なるグラデーションが表現されています。
- LOOK 1, 2, 30, 40, 42
レースモチーフを入れ長方形に編んだパーツを斜めに折り畳み、光を受けて繊細に輝くスパンコールを一つひとつ手作業で縫い付けています。
KALEVALA COLLABORATION
CFCL | Kalevala — Laine
1937年の創業以来、フィンランドの文化やクラフツマンシップを継承しながら、女性の自立や社会課題と向き合うものづくりを続けてきたジュエリーブランド、Kalevalaとのコラボレーション。人々の暮らしに寄り添い、よりよい社会を目指すという両者に共通する理念が、その出発点となりました。コレクション名の「Laine」は「波」を意味し、日本にも通じる自然とのつながりを感じさせ、CFCLのPOTTERYシリーズとも呼応します。すべてシルバーの鋳造によって制作されたブローチ、イヤーカフ、ピアス、ネックレス、リングには、フィンランドのモダニズムに見られるミニマルで有機的な造形を取り入れました。
ARTIST PROFILE
Salamanda
ソウルを拠点に活動する電子音楽プロデューサー / DJ、Uman Therma (Sala) とYetsuby (Manda) によるLeftfield / Ambientプロデュース・デュオ。すべての音にはそれぞれ固有の美しさがあると考え、多彩で幻想的、そして有機的なサウンド・パレットを通して、想像の世界をつくり出している。Wisdom Teeth、Human Pitch、Good Morning Tapes、Métron Recordsなどのレーベルからアルバムを発表し、Crack Magazine、Pitchfork、Resident Advisorなどから注目を集めてきた。MUTEK、Dekmantel、Primavera、Festival de FRUEをはじめ、数多くの国際的なフェスティバルやイベントでライブ・パフォーマンスを実施。プロデュースに加え、DJとしても継続的に活動し、現在はNTS RadioとLYL RadioでレジデントDJを務めている。
https://8salamanda8.bandcamp.com













